アカン族が作った、砂金を量るための分銅を使ったネックレス。迷路のように精巧な幾何学模様が施されています。アカン族はコートジボワールからガーナに居住する民族で、砂金貿易で栄えた文化を持ちます。15〜19世紀にかけて、砂金の重さを量るために様々な形の分銅がアカンの鍛冶職人たちにより、真鍮(ブラス)を鋳造して作られました。
“分銅”と言っても実験などで使用する無機質な道具と異なり、精巧で繊細なデザインが施されています。それぞれの造形には様々な意味が込められており、それらを組み合わせることで文字の代わりに記憶を留めて伝えていく手段のひとつとして分銅を利用したそうです。すべての造形や模様の意味が解明されてはいませんが、どのような意味なのかを想像しながら身につけるのも楽しさの一つです。
原産地 |
アフリカ(コートジボワールもしくはガーナ)
(加工:日本) |
素材 |
ブラス |
長さ |
ネックレス長さ:約49cm(分銅部分含む)
トップ長さ:約2cm |
幅 |
約2cm |