コンゴ民主共和国のほぼ中央に居住するクバ族。約18の民族集団から成り、そのサブグループのひとつがショワ族です。ショワ族はたった2種類の刺繍の技法を駆使して、ほとんど無限といえるバリエーションを持つ布、草ビロードを作ってきました。
ラフィア椰子の葉から糸を作り、平織りの布を男性が織ります。この布にラフィアの糸で女性が刺繍していきます。刺繍の技法は2種類あります。撚りのないラフィア糸で平織りの表に出た目をひとつずつ拾うミシーンと呼ばれる技法と、同じく目をひとつ拾って細かくほぐした糸を通し、それを1、2ミリの長さに切るランバットと呼ばれる技法です。1、2ミリに切りそろえられた糸が一定の面を埋めるとビロード状になるのが「草ビロード」の名の由来です。ミシーンによって文様の輪郭を描き、そのあとランバットで面を埋めていきます。ミシーンによる線は布の対角線の方向をとり、直線、菱型、十字、山型などの文様が繰り返し描かれます。
※手仕事の商品のため、若干の織りムラ等ございます。また、こちらはそれほど古いものではありません。あらかじめご了承ください。
原産地 |
コンゴ民主共和国 |
素材 |
ラフィア |
長さ |
約40cm |
幅 |
約50cm |